大人気漫画『ONE PIECE』に登場する、数多くの悪魔の実。
その中でも特に「究極の悪魔の実」と名高いのが「オペオペの実」ですよね!
その最強すぎる能力ゆえに、過去に奪われた悲しい物語があることをご存知でしょうか?
この究極の実は、一体誰の手に渡り、どんな運命を辿ったのでしょう。
この記事では、オペオペの実がなぜ奪われたのか、その壮絶な経緯を丁寧に追いかけます。
物語の最重要人物である恩人コラソンとの絆、そして誰もが気になる不老不死や覚醒の力、
さらには代名詞ともいえる技「シャンブルズ」の秘密まで、物語の核心に深く迫っていきます!
コラソンによってオペオペの実が奪われた悲しい過去とは

コラソンによってオペオペの実が奪われた悲しい過去とは
究極の悪魔の実「オペオペの実」とは?
まずはじめに、物語の中心となる「オペオペの実」について、少しだけおさらいしましょう!
オペオペの実は、超人(パラミシア)系の悪魔の実です。
「球(スフィア)」状の空間を作り出し、その中をまるで手術室(オペレーションルーム)のように、
人や物を自由に改造したり、瞬間移動させたりできるというとんでもない能力なんです。
そのあまりにも万能で強力な能力から「究極の悪魔の実」と呼ばれていて、
その価値は、なんと破格の50億ベリー!
海軍がこの値段で取引しようとしていたことからも、その重要性がうかがえますよね。
オペオペの実を食べたのは誰?「死の外科医」トラファルガー・ロー

オペオペの実を食べたのは誰?「死の外科医」トラファルガー・ロー
では、この究極の実を食べたのは一体誰なのでしょうか?
現在のオペオペの実の能力者は、ハートの海賊団船長にして「死の外科医」の異名を持つ、
トラファルガー・D・ワーテル・ロー、その人です。
彼は元王下七武海の一人であり、ルフィたちと同じ「最悪の世代」にも数えられる実力者。
冷静沈着な頭脳と、オペオペの実の能力を組み合わせたトリッキーな剣術で、
数々の強敵と渡り合ってきました。
でも、彼がこの能力を手に入れた経緯には、
涙なしでは語れない、壮絶な過去が隠されているんです。
恩人コラソンが決行した命懸けの強奪劇の全貌

恩人コラソンが決行した命懸けの強奪劇の全貌
ローがオペオペの実を手に入れる物語は、今から13年以上も前に遡ります。
当時、ローは「珀鉛病(はくえんびょう)」という不治の病に侵され、故郷も家族も失い、
生きる希望をなくしてドンキホーテ・ドフラミンゴ率いるファミリーに所属していました。
そんなローに手を差し伸べたのが、ドフラミンゴの実の弟、コラソン(本名:ドンキホーテ・ロシナンテ)でした。
彼はローを救うため、ファミリーを裏切って二人で旅に出ます。
そんな中、コラソンは兄であるドフラミンゴが、オペオペの実を手に入れようとしていることを知ります。
ドフラミンゴの目的は、ローの病気を治させた上で、彼に「不老手術」を施させ、
自分自身が永遠の命を手に入れるという、あまりにも非情なものでした。
ローが兄の野望の道具にされることを知ったコラソンは、たった一人でローを救うことを決意。
海軍と海賊の取引現場に単身乗り込み、満身創痍になりながらも、
ドフラミンゴのためではなく、ローの命を救うためだけに、オペオペの実を奪い取ったのです。
これが、物語の核心となる「オペオペの実が奪われた」事件の真相でした。
コラソンの死とローに受け継がれた意志

コラソンの死とローに受け継がれた意志
命からがらローの元へ戻ったコラソンは、最後の力を振り絞り、 嫌がるローの口に、奪ってきたオペオペの実を無理やり食べさせます。
しかし、コラソンの裏切りはすでにドフラミンゴの知るところとなっていました。
島はドフラミンゴの能力「鳥カゴ」に包囲され、逃げ場を失ってしまいます。
コラソンは、ローだけでも逃がすため、彼を宝箱の中に隠し、
自身の「ナギナギの実」の能力でローの発する音を全て消し去りました。
そして、たった一人でドフラミンゴの前に立ちはだかり、ローの未来を想いながら、
「愛してるぜ」という言葉を残して、笑顔のまま兄の凶弾に倒れます。
コラソンの命懸けの行動によって、ローは生き延び、オペオペの実の能力で自身の病を完治させました。
ローが背負うもの、彼の海賊団の名前、そしてドフラミンゴへの深い憎しみ。
その全ては、恩人コラソンから受け継いだ意志なのです。
能力ゆえに再び奪われた?オペオペの実が持つ価値と覚醒

能力ゆえに再び奪われた?オペオペの実が持つ価値と覚醒
ROOM内で空間を支配するオペオペの実の多様な能力
コラソンの命と引き換えにローが手に入れたオペオペの実。 その能力は、まさに「万能」という言葉がふさわしいものです。
基本となるのは、自身の周囲に「ROOM」という空間を展開すること。
この中では、ローはまさに神様のような存在です。
体を傷つけずに切断する「アンピュテート」、
相手の心臓を抜き取る「メス」、
そして内臓だけを破壊する「ガンマナイフ」など、
「死の外科医」の異名にふさわしい、恐ろしい技を繰り出します。
代名詞の技「シャンブルズ」の多彩な応用

代名詞の技「シャンブルズ」の多彩な応用
オペオペの実の能力の中でも、特に有名で多用されるのが「シャンブルズ」です。
これは、ROOMの中にある物体の位置を、一瞬で入れ替える技。
自分と石ころを入れ替えて攻撃を避けたり、
敵と砲弾を入れ替えて自滅させたりと、応用範囲は無限大です。
そのトリッキーな動きは予測が極めて難しく、多くの敵を混乱させてきました。
さらにパンクハザード編では、なんと人の精神(心)まで入れ替えてしまうというとんでもない応用も見せてくれましたよね!
能力者の命と引き換えの究極の奥義「不老手術(不老不死)」

能力者の命と引き換えの究極の奥義「不老手術(不老不死)」
オペオペの実が「究極」と言われ、50億ベリーもの価値がつけられた最大の理由。 それが、この「不老手術」の存在です。
これは、能力者自身の命を犠牲にすることで、
他人に「永遠の若さ」、つまり不老の命を与えることができる究極の奥義。
歳を取らなくなり、寿命という概念から解放される…。
世界の支配者や権力者たちが喉から手が出るほど欲しがるのも当然ですよね。
ドフラミンゴが執着したのも、この力を手に入れて世界を支配するためでした。
過去にこの手術が実際に行われたことがあるのか…それはまだ謎に包まれています。
四皇を追い詰めたオペオペの実の「覚醒」の力

四皇を追い詰めたオペオペの実の「覚醒」の力
悪魔の実の能力には、さらにその先、「覚醒」という境地が存在します。 ローもまた、ワノ国での四皇ビッグ・マムとの死闘の中で、この覚醒を果たしました。
オペオペの実の覚醒は、刀などの「他の物体」にROOMの性質を与えるというもの。
これにより、敵の屈強な肉体や覇気のガードを無視して、
体の内部に直接攻撃を叩き込むという荒業が可能になりました。
「衝撃波動(ショックヴィレ)」や「穿刺波動(パンクチャーヴィレ)」といった覚醒技は、
あのビッグ・マムにさえ致命的なダメージを与え、勝利に大きく貢献したんです!
黒ひげにも能力を奪われた?勝者島での攻防
その価値ゆえに、オペオペの実は常に狙われる運命にあります。
ワノ国を出た後、ローは「悪魔の実狩り」を行う四皇・黒ひげと衝突しました。
ネット上でも「ローはオペオペの実を奪われたのでは?」と噂になりましたよね。
結論から言うと、ロー率いるハートの海賊団は残念ながら敗北してしまいました。
しかし、仲間のベポの活躍によって、ローは命からがら脱出に成功しています。
ロードポーネグリフの写しは奪われてしまいましたが、
コラソンから受け継いだ大切なオペオペの実の能力は、今もロー自身の中にあります。
【まとめ】オペオペの実が「奪われた」2つの物語
いかがでしたでしょうか。 オペオペの実が「奪われた」という言葉には、二つの大きな物語が関わっていました。
一つは、ローの命を救うため、コラソンが愛と意志で実行した「強奪」。
もう一つは、その価値ゆえに黒ひげに狙われ、奪われそうになった「攻防」。
この究極の実は、これからもローと共に、物語の核心で輝き続けることでしょう。
この記事のまとめ
- オペオペの実は究極の悪魔の実と呼ばれる
- その価値は50億ベリーにものぼる
- 現在の能力者はトラファルガー・ロー
- ローはかつて珀鉛病という不治の病だった
- 元々の所持者(取引予定の側)は、海賊ディエス・バレルズ率いるバレルズ海賊団
- ドフラミンゴが不老手術の能力を狙っていた
- コラソンがローの命を救うために奪った
- コラソンはローに実を食べさせた直後に命を落とした
- ローはオペオペの実の能力で自身の病を完治させた
- シャンブルズは物や人の位置を入れ替える代表的な技
- 不老手術は能力者の命と引き換えに他者を不老にする
- ワノ国で能力が覚醒し四皇ビッグ・マムをキッドと共に倒した
- 覚醒技は敵の内部を直接攻撃できる
- ワノ国後には四皇黒ひげに狙われた
- 黒ひげとの戦いには敗れたが実は奪われていない
本記事に記載されている情報は、コミックスやアニメの描写を元に構成していますが、一部にファンの考察や解釈が含まれる場合があります。
より正確な情報や、キャラクターたちの熱いドラマを体験するためにも、ぜひ原作コミックスや公式のアニメーション作品をあわせてご確認ください!
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