栃木の先輩経営者からのメッセージ
お店に関わるすべての人を幸せに!
落合佑也 氏
ビストロ2014年4月
元々料理に興味があり、調理師専門学校に進んだ。その後地元のレストランで修業の後、今の場所のお店で店長として働き、その数年後、同じ場所でビストロオチアイとして独立。
駅に近い立地なので、昼は食事、夜はビストロ料理をつまみにワインを飲めるというコンセプトでお店づくりを考えたとの事。
ランチはセットメニューでお得に食事をしていただき、夜は単品メニューにして、好きな料理と好みのお酒を自由に楽しんでいただける形にしたのだという。
店長として働いていた頃は夜も食事メインのお店だったので、開業当初はその影響で、なかなかお酒が売れなくて苦労したのだそうだ。
アルコールをメニューの一番上に書いたり、料理前にファーストドリンクをオーダーしていただくようにしたり、ワインセラーをよく見える場所に移動したり、店頭の黒板にもアルコールメニューを多く書いたりしたという。こういった取り組みのおかげで、徐々にお酒を楽しむ店として利用してくれるお客様が増えたのだという。
看板メニューは、
昼はオムライス、ハンバーグといった洋食の定番メニュー。夜は、香草バターで具材をオーブン焼きにする「ココット焼き」(¥300-400)が人気。野菜や魚介など様々な種類を用意し、少しづつ色々な味を楽しんでいただけるようにしているとの事。また、約30種類の日替わりメニューや、シェフ自らが飲んで選んだワインを200本、用意しているのだそうだ。ワインは日々新しいものが入荷するので、毎日違うワインが楽しめるのも魅力。
これまで続けてこられたのは、お客様とこまめなコミュニケーションをとってきたからだという。お店では、シェフもできるだけお客様と会話し、Facebookには毎日新しい記事を投稿。さらに、いい食材が入った時にはLINEで直接連絡しているのだそうだ。
経営理念は、常に変化し続ける事。そして、お客様・スタッフ・取引先・家族・自分、お店に関わるすべての人の幸せを考える事。とシェフは語る。
今後は、規模の拡大ではなく質を上げて客単価を上げる事と、テーブル席よりカウンター席を増やして、お客様と密なコミュケーションを取れる空間にしたい、とのお考えだ。
これから始められる方へ、
初めの頃の苦労は、後で絶対役に立つので、辛いことも逃げずに頑張って欲しい、とエールを贈る。