兵庫の先輩経営者からのメッセージ
多くの方々に支えられてこそ今がある
すが えりか 氏
お好み焼き2017年開業
元々は外国語(英語)学校卒業後に学んだ語学を活かせる職業に進路を定めていた。就活時期に体調を崩しCAなどの希望職種への道が絶たれ、(自身曰く)「人生のどん底」を経験する。両親から「焦らずゆっくり探していけばいい・・」との言葉で心が救われ新たな道を模索し始めた。学生時代に飲食店でアルバイトをしていた際にお客様から“あなたの笑顔で元気をもらいました!”と言われた、とても嬉しい記憶が蘇り飲食業を学ぶために専門学校(ビストロ・バルコース)に進学する。卒業後、家族と共に自宅の一角を改装し「SMILE BAL Erin(スマイルバル エリン)」を開業した。店名の由来は“笑顔の輪が広がりますように・・・”との想いが込められているそうだ。開業時苦労したことは、フリーターから、いきなり経営者となり、何をするにも自分自身で決めなくてはならないことに初めは戸惑ったとのこと。経営者として大事にしていることは“人”で、開業後1ケ月で再び体調を崩し3か月間、病床に伏せるも、その間、母親や妹がお店を守り続けてくれたことを含めて、家族、お客様、友人、知人など多くの方々に支えられてこそ今があると強く認識し、美味しい料理を提供することはもちろんとしてお客様にとって“落ち着ける・癒しの空間”として、お一人お一人を大切に想う真心を込めたお店作りを目指している。今後はワインソムリエの資格にもチャレンジしお好み焼きとワインのような新たなマリアージュを提供できるお店や、違う立地にも挑戦してみたいと意欲を語る。
「喜ばれる事に喜びを!」
石濱 克敏 氏
串かつ2001年8月29日 開業
2008年、それまで経営してきたIT企業を、「デジタルな世界から、アナログな世界でいきたい。」との想いで知人に譲渡し、出身地の関西から、遠く離れた札幌の地で、1店舗目となる「かすうどん風土」を立ち上げた。そこから、そば店「かすそば風土」、ホルモン店「ホルモン酒場風土」、餃子店「博多餃子舎603」、鉄板焼料理・串揚げ「Oyaji Dinning」を、異業種参入の利点を活かし、消費者目線での、商品開発、店舗開発を行い、4年で7店舗を展開。2014年に入り、「仲間が楽しく集まれる場所を作りたい」との発想から、ススキノからやや離れた場所に、8店舗目となる、1戸建ての「Bistecca肉Bal+36」を開店させた。根底にある考え方は、「美味しくて、サイフに優しいお店」を掲げ、その美味しさと、気軽さ、対面カウンターで培った、近い距離感での接客スタイルをスタッフ達、自らが具現化した結果が今の店舗展開に繋がっているのだそうだ。店長達の徹底した、キメの細かい、経費管理意識が、会社の経営を支えており、曰く「自分はキャシュフローを見ているだけです。」とあくまで運営は、スタッフの自主性に任せている。新規出店には、前向きに取り組み、「全てはスタッフのやる気のおかげ」との感謝の気持ちと、いずれは「頑張るスタッフ達に、お店を譲り、独立させてあげたい。」と、仲間と創る近い未来を語って頂きました。