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飲食店先輩経営者からのメッセージ

すでに飲食店経営者として活躍されている先輩経営者から後輩経営者に向けてのメッセージです。
これから共に飲食業界を引っ張っていく後輩経営者へたくさんのメッセージが寄せられています。

北海道 道北の先輩経営者からのメッセージ

たいせつの空

自分が立つしかない!

黒崎 秀司 氏

居酒屋
平成25年開業

元々勤めていた外食企業の閉店に伴い、 共に働いてきた仲間を幸せにするためには“自分が立つしかない!”という使命感に突き動かされ起業を決意。出店に際しては、過去の豊富な経験はあるものの、入念に商圏調査を行い、集客の戦略を徹底的に考え抜き、メイン商材についてもコストパフォーマンスを重視した価格設定と、提供方法にこだわったそうだ。180席あるお店は最初1ヶ月目は本当に来客が少なく薄氷を踏む思いもしたが、2ケ月目以降は徐々に客足が増えその冬の年末には何とか軌道に乗せる事ができた。ひとえに“みんなの心と行動がひとつになった結果”と謙虚だ。継続してこられた秘訣は“常に研究し時代に合わせて変化させ続ける事”と“共に働く仲間との意思疎通”を何より大事にしているそうで、店名の「たいせつ」はお客様、仲間、食材、業者さんなど関わる全ての人を大切にしたいという思いが込められているそうだ。今後も、また来たいと思っていただける楽しみを提供できるお店作りを心掛け常に賑わいをつくり出し、人材が育てば次店舗も視野に入れるとの事。これからの人に対しては、“出来ることをやる姿勢で、多くのお店を見て、知って、研究して、真似て”いいお店を作ってください!とエールを贈る。

焼鳥倶楽部 ふとっぱらや

親切実意

山本 英樹 氏

居酒屋、焼とり
平成22年開業

元々1200店舗を展開する東京の外食企業に2010年2月まで勤務。取り組みに対して自由度の高い社風のもと、現場から始め最終的には居酒屋業態15店舗のマネジメントを任される程の経験を積んだ。友人の紹介もあり良い物件との出会いから独立を決意し、帰郷。平成22年に“焼鳥倶楽部ふとっぱらや”を開いた。お店のコンセプトは店名のイメージ通り“商品価格・サービス”に対して、大胆で型破りなスタイルを目指し、お客様のコストに対するパフォーマンスを上げることで“バリュー”を感じていただけるお店作りで他店との差別化を図ってきたそうだ。開業当初は東京の最先端のメニュー構成としたところ、味の嗜好が全く違う土地柄に戸惑う場面もあったが、徹底したお客様への聞き込みを行い味を改良し、地域に合った新メニューを出し続けたそうだ。繁盛継続の秘訣は、20年後継続できる店を目指し、そのために今何をやるべきかを問い続け実行すること。経営理念は「親切実意」で2度とないその日を精一杯のおもてなしでお客様をお迎えすることだそうだ。これから飲食店を始められる方へは“笑顔を大切にして、誰もやらない事を目指して欲しい”とエールを贈る、今後は多店舗化も視野に入れ、食を通じて地域の活性化や、食の安心安全への取り組みにも積極的に参加し、20年後の36街の発展にも貢献していく。

旭川やきとりism

自分本位ではなくお客様本位

田嶋 悠介 氏

居酒屋、焼とり
平成24年開業

元々、娯楽施設の運営会社に12年間勤務し、接客を通じて人を喜ばせるのが自分の性に合っている事に気づいた。お客様との距離が一番近く、ダイレクトな反応をいただけることにやりがいを感じて飲食業での起業を決意した。焼鳥店を選んだのは商圏を調べた時、近隣には老舗は多いが焼鳥店があまりなく、深夜に食事ができるお店が少ないことに気づき、若い方のデートや、女性同士でこられるお店作りを目指した。凝り性な性格から食材にもこだわり、“冷凍物は一切使わない”“たれ調味料に至るまで一から手作り”“旭川近隣の食材”を貫いている。継続の秘訣は“自分本位ではなくお客様本位”を常に意識し、主義主張ではなくお客様のニーズのキャッチに集中したことだそうだ。当初は人脈の無い地域での出店ということもあり人事採用には苦労をしたが、今後は地域連携を軸にフットワーク軽く足を使った出逢いを求め地域に貢献し人材との出会いで更なる多店舗化も視野に入れている。これから始められるかに対しては“利己的でなければ成り立つ商売なので真面目に取り組めば魅力あるビジネスなので挑戦して欲しい!”とエールを贈る。

株式会社もめんどき

身の丈にあった商売を心掛ける

木脇 靖浩 氏

ダイニングバー
平成15年開業 

元々事務機器販売の会社に勤務するサラリーマンだったが、一念発起して開業を決意。大好きだった居酒屋での船出を決め、通っていたお店に約一年間の修業に入った。良き出逢いに恵まれ平成15年に念願の開業を果たす。当初はコンセプトなどはあまり深く考えずに修業したお店を基本に組み立てたそうだ。お客様には常に応援して頂いていたものの、2年間は“悪いなりになんとかやっている”という状態だったが、ある時を境にして転機が訪れた。隣の物件があき“勝負時”と判断、店舗拡張工事を決意し実行、料理人を雇い入れ新体制に一新した結果、団体のお客様に来店していただけるようになり軌道に乗ったそうだ。現在は業態を変えた5店舗を運営している。継続の秘訣は?の問いに対して「スタッフに恵まれた事」「身の丈に合った商売を心掛ける事」と語り、一生懸命努力している姿を誰かが見ていてくれていただけだと、どこまでも謙虚な姿勢を崩さない。経営者として大事にしているのは、自分の技術に頼るのではなく、スタッフに任せ預ける事とバランスを取る事だそうだ。今後は外食にとって安心できる時代ではないと認識し、人材を育てながら地域に根差したお店を長く続けたいと意欲を語り、“お客様の感謝がダイレクトに届く魅力ある業種なので是非挑戦して欲しい”とこれからの方々にエールを贈る。

株式会社JIN 炭焼あぶりや一期一会

「お客様とその日、その場所、その日の食材との出会い、その一瞬一瞬を大切にしたい。 」

相山 正樹 氏

居酒屋
2013年 開業

 車の事故がきっかけで、先輩の経営している飲食店でバイトから始め、約8年、店長を任されるまでになった。その会社の経営が破綻し、多くのお客様の声に応える形で、元々いた店舗を大家さんが貸してくれるという幸運もあり、平成25年に独立。コンセプトは、“お客様とその日、その場所、その日の食材との出会い、その一瞬一瞬を大切にしたい。”との事。開業時から1年程は資金繰りできつい思いをし、お客様が来なければ、即OUTというギリギリの状態だったが、名物の七輪料理(お通しが醤油ホルモン)や、各地より仕入れた新鮮な魚介類・野菜・創作料理などを武器に、志を強く持ち、辛くても笑顔で、お客様の深層心理をくすぐる事を意識した営業を続けてきたおかげで、多くのお客様に支持され、今に至る。これから始められる方には、“少しのお金と少しの技術で簡単にはじめられるような、簡単なものじゃありません。しっかりと考えて開業してください。”と経験からの愛情深いエールを送る。「経営理念は、顧客の満足と社員の幸せを実現させるため、お客様の声に耳を傾け【素直】【本物】であることを貫き、食を通じて、常に地域・業界NO1に挑戦し、お客様とスタッフの【喜び】【幸せ】を共有する。」事を志に、今後は、全道に8店舗を展開する事を目標に、飲食を通じて北海道を元気にする。

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