日本の食文化の成熟に一石を投じたい
2005年、日本を含む世界の食糧事情や、情勢などの変化に流されたくないという思いが強く、最終的には、自分達で、良い食材を作り出していきたい、と会社を設立。当時から、独自性のある仕組みを構築した後に、自分達の原点でもある飲食店で、思想を料理という形で表現していきたいと、考えていた。2013年5月に「 CAMARADE SAPPORO 」をOPEN。プロの料理人として、ハンターとして、命の現場に立つ者が、表面的な事しか分からない、情報過多の一般の人により正確な情報を伝えなければならない、どんな生態で、どんな処理をして、どんな加工がなされて、今の状態になるのかを伝え、その事によって、北海道の食文化の醸成に繋げたいと考えている。お店では、フランス食堂として、シャリキュトリー、えぞ鹿のロースト、ステーキ、赤ワイン煮などが古典的フランス料理のメニューとして提供されている。日本の食文化の現状として、情報に振り回される「食べる側」の問題を考えると、「飲食店側」も生き残る為に、ニュースソースに乗りやすい話題性に固執する帰来があるが、流されずに、自分達が、良いと思う、作りたいもの作り地道に伝える事が重要だと考え、非常に長いサイクルで物事を考えている。良い時もあれば、悪い時もある、一喜一憂せずに、継続しなければならない使命があり、取組みは、まだまだ始まったばかり。表面的ではない、深い部分を考えながら、考えさせながら伝えていきたい。今後の10年は、業態を変えた飲食店の出店も視野に入れ、攻めに転じていく。
北海道赤肉生産・ジビエ狩猟・加工・販売・飲食店
カマラードサッポロ
https://www.facebook.com/elezo.co
2004年創業。エゾシカなどの狩猟、放牧豚などの生産、それらの肉の解体、熟成、加工、販売まで一貫して手がけ、全国の会員レストラン(300軒)へ上質な肉を届けている。社員全員が料理人で、ハンター。料理人集団・肉のプロ集団、シャリキュトリー。
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ジビエ肉の熟成は、素材としても魅力的。
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加工品も自社生産、十勝に契約農場もあり、野菜から肉、加工品に至るまで北海道産が可能。
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